看護師として転職(あるいは新卒で就職)する時、
「志望動機をどうしようか?」
ってのは、誰もが迷う部分ですよね。
そこでこのページでは、診療科別に分けて
- どんな志望動機を書けばよいか?
- 面接は何を伝えると印象がよいか?
についてまとめましたので、是非参考にしてみてくださいね!
▼ 目次
小児科の志望動機の例文や面接対策
小児科の志望動機としては、クリニックなら、
- 地域の子どもたちの健康に貢献したい
- 子どもとの応対に自信がある
など、子どもの役に立ちたいという前向きな理由が好まれます。
子どもは病院で泣いたり、ぐずったりしますから、子どもが好きで子どもをあやすのが上手な看護師が求められます。子ども好きという志望動機は、絶対条件となります。
体調の変化の激しい子どもたちの力になりたいから、自分も子どもを育てる親として小児医療に関わりたいからといった志望動機も、具体的でわかりやすく好感度が高くなります。
更に、
- ヒステリーを起こさない
- 感情的にならない(理性的でいられる)
というような内容をうまく伝えられるとかなりポイントアップにつながることは間違いありません。
また、志望する病院がどういった雰囲気のところなのかも事前に確認し
「アットホームな病院の雰囲気にとても感銘を受け、子どもたちの治療の手助けをしたいと思った」
など、自分の意志と病院の医療方針に共感したといった理由を伝えるのも有効です。
心療内科の志望動機の例文や面接対策
心療内科を希望する看護師は、心の病気で苦しんでいる患者さんの役に立ちたいと考えている人が多く、さらに心理相談やカウンセラーを目指している人もいます。
志望動機では
- 患者様の精神のケアを行うことで、結果的に身体の健康にもつながることにやりがいを感じた
- 心の疾患に苦しんでいる友人がおり、その人とのコミュニケーション体験などから、より適切な対応力を養い、もっとたくさんの人の心のケアをしたいと思った
など、なるべく具体的な内容を心がけることが大切です。
また、メンタルケアが必要な科のため、セルフ・コントロールに自信があることをアピールできる志望動機もおすすめです。
内科(全般)の志望動機の例文や面接対策
内科の志望動機では、基本的には、たとえばベタなところで、
- 大学病院や総合病院などでは専門性を高めたい
- 小規模クリニックでは患者さんの意見に耳を傾けたい
- 臨床現場で看護師に必要なことを学びたい
- コミュニケーションスキルを生かしたい
などが好印象を与える回答となります。
(これらを参考にするのはかまいませんが、ちゃんと自分で内容を膨らませてくださいね)
経験がある場合
内科の経験があれば、そのことも強調しましょう。
このときに、前職で培った経験を転職先でどのように活かせるのかを念頭に置きながら志望動機を考えると印象的な内容となります。
未経験、あるいは経験が浅い場合
逆に経験が浅い方場合は、
- 幅広い臨床経験を積みたい
- 地域医療に貢献したい
などがおすすめです。
ブランク後の職場復帰なら、最新式の医療機器にも早く慣れて職場復帰したいなど前向きな理由なら問題ないでしょう。
皮膚科の志望動機の例文や面接対策
未経験
未経験の場合
- 今後の皮膚科の技術進化に興味がある
- 自分が皮膚の悩みで苦労したので、患者さんの身になって考えられる
など、経験がないけどどうしても皮膚科に就きたい動機を書くのが良いでしょう。
または、アトピーなど皮膚にトラブルを抱える子供なども増えているので、「そうした子供に寄り添ってあげたい」、などもいいかもしれません。
経験者
皮膚科の志望動機として、経験者はベタですが、
- より皮膚科に特化した知識を身に着けてスキルアップしたい
- 以前の職場では○○○○○がなかったので、新しく○○○○○について学びたい
というように、経験に即して志望動機を考えたり、新たに就く職場の「売り」になってることについて書くのもありです。
美容皮膚科
美容皮膚科などでは、最新鋭の美容機器を揃えていることが多いため、
- 新しい治療の可能性について探りたい
- 美肌にこだわる人の助けになりたい
- アンチエイジングの技術に興味がある
- 自分自身が眉間や目尻のしわ対策について勉強している
などがいいでしょう。ヒアルロン酸注射やボトックス注射の知識などは簡単に仕入れておいた方がよいでしょう。
産婦人科の志望動機の例文や面接対策
基本の志望動機
志望動機としては、ベタなところですと、
- 新しい生命に立ち会う仕事に携わりたい
- 妊婦さんの役に立ちたい
等の理由が好印象です。
これをもっと具体的にして、
「自分が妊娠のときお世話になった、婦人疾患で手術したときに頼りになったから・・・」等の経験談を交えるとリアリティも増していいでしょう。
経験者の場合
すでに経験者なら、
- 経験を活かしたい
- より多くのスキルや知識を身につけたい
- より専門的な知識や経験が問われる大学病院や大病院でスキルアップをしたい
といった内容にしたり、更にそれをを掘り下げても良いでしょう。
神秘的な動機
やっぱり赤ちゃんが生まれる(人間が一人の人間を産む)ということは生命の神秘でもありますので、その辺を加えてみるのも良いと思います。
- 赤ちゃんが生まれることの素晴らしさ
- 命が誕生する瞬間に出会えること
などをアピールするのも良いでしょう。
悲しい部分から目を背けない意志も見せる
良い面だけではなく辛い場面にも目を向けていることを伝えることも必要です。
例えば、「どうしても消えてしまう命があることも理解し、それでも産婦人科での勤務を希望する」ということを伝えてみましょう。
これにより、理想論を掲げるだけではなく現実的な見解もしっかり持っているということにもなります。
産婦人科で働くことは
- 不妊治療
- 手術
- 妊娠
- 出産
- その後のケア
に関わることができるなど、大変だけれどもやりがいが大きいので、その分ハードだけれど、あえて産科婦人科での仕事を望む看護師さんもらっしゃいます。
いままで全く産婦人科の経験がないとしても、人手不足になっている産婦人科医院は多いので、比較的求人数も多いし、未経験でも受け入れてくれる場合が多いです。
眼科の志望動機の例文や面接対策
眼科は他の診療科と比べ、体力的・精神的な負担が少ないという理由から看護師からの転職を検討している方も多いかもしれません。
しかし、正直に志望動機にしてしまうと採用担当者や病院側の好印象が持たれにくいです。
よく言われることですが、面接というのは「正直さ」よりも「建前をうまく使えるか」などのスキルも試されてるわけですね。
志望動機を考える前に、まずは眼科の看護師はどんな仕事をするのか確認しておきましょう。
ベタな志望動機で攻めるなら
眼科は患者の出入りが激しい診療科です。そのため、素早く患者さんのことを把握できるコミュニケーション能力と患者さんそれぞれに見合った指導技術が求められます。
これまでの勤務先でこうしたスキルを培っているなら、志望動機は
- 「これまでの経験やスキルを十分に活かして活躍したいから」
- 「素早く患者の対応ができる自分のスキルが生かせると思ったから」
というような内容にすると良いでしょう。
眼科での職務経験があるなら
眼科に従事したことがあるのなら、
- 「眼科看護師としてのスキルアップがしたい」
- 「より専門的な治療経験、臨床経験が欲しい」
などの動機付けができます。あらかじめ眼科の検査員などの経験があれば、即戦力として採用されます。
未経験で眼科に就くなら
初めて眼科にチャレンジするときには、「眼科検査員に興味がある」、という内容でもいいです。レーシック眼科なら「レーシックに興味があり、様々な患者さんを助けたい」というのも動機としては悪くありません。
また、自分の経験を元にするのもリアリティや感情がこもるので良いですね。
たとえば
- 「普段眼科にお世話になっていて、興味をもった」
- 「身内に目の病気で困ってる人がいて、役に立ちたい」
- 「視力で悩んでいる人を助けたい」
というようなの切り口もいいでしょう。
心の底から湧き上がるような動機には自然と熱がこもるので、面接官にも熱量が伝わりやすくなると思います。
神経内科の志望動機の例文や面接対策
なぜ神経内科なのかを書く
どの科にも通じる内容ではなく「なぜ神経内科を志望するのか」「何をしたいのか」などを入れましょう。
進行性で長期化する患者さんが多い科なので、その様な疾患をもつ患者さんの助けになりたい、じっくりと関わりたいなど看護師としてどの様な思いを持っているのかを表現することが大切です。
人対人の関係なので、そこが人事担当者としては知りたいポイントでもあります。神経内科に興味を持ったきっかけや患者さんとの関わりがあれば、その経験を書くのも良いでしょう。
また、神経系疾患は研究が日々進歩し、治療法もどんどん変わる最先端医療でもあります。そこに携わり知識・技術を身につけスキルアップしたいなど、積極性や向上心が見れる人材も優遇されるでしょう。
そこで自分が出来る事はなにかをアピール
神経内科の経験があれば、その内容(こんな疾患を見て来た、コミュニケーションツールに詳しいなど)をアピールしましょう。
他科であれば、神経内科ではその技術をどの様に活かせるか(脳神経外科にいたなら急変に即対応できるなど)を伝えると良いでしょう。
新卒や経験が浅い場合、神経内科に対する情熱(高齢化社会での神経内科の役割は大きくそこに携わりたいなど)、担当者の印象に残るような内容になるように記入しましょう。
いずれにしても、ぜひ貴院の神経内科で働きたい、という思いを率直に書き、また経験や技術などは客観的にまとめ、熱意と誠実さが伝わる内容にまとめるのが良いでしょう。
循環器科の志望動機の例文や面接対策
30歳以上の未経験者
循環器科の場合、30歳以上の看護師でこれまで1度も循環器科病棟で勤めていないと、採用が見送られる可能性があります。
20代のころに循環器科看護のハード業務を経験していないと、病院側から業務の遂行が難しいと判断されてしまうためです。
しかし諦める必要はありません。循環器科の経験がゼロの30歳以上の看護師は、履歴書の志望動機欄をしっかり記入することで、採用面接を勝ち取ることができます。
なので、志望動機には、循環器科看護に対する想いをつづりましょう。
- 「なぜ心臓を看たいのか」
- 「なぜ血管に興味があるのか」
を明確に伝えます。
この「なぜ」に対する熱意ある回答が提示できれば好印象が勝ち取れます。
そして、そのためには最低限の知識が必要です。
循環器科看護の基礎知識は身に付けておいた方がよい
心臓と血管の病気をしっかり勉強しておくことは重要です。
例えば、看護学校を卒業してすぐに入職した大規模病院で、循環器科病棟への人事異動を希望したが通らず、ずっと他科を回っていた看護師がいたとします。
こういう場合、現在の大規模病院を退職して、循環器病院に転進することは「正当な理由がある転職」といえます。それなら、履歴書が届いた循環器病院側も「面接してみよう」と思うでしょう。
しかし採用面接の際に、循環器科看護の基礎知識を身に付けていないと、その熱意が疑われてしまいます。
⇒看護師で未経験の仕事に応募する前のチェックポイントと対策方法
20代の新人または若手
20代の看護師は、循環器科の経験がなくても仕方ないので、履歴書選考は通過しやすいでしょう。
履歴書の志望動機欄には「心臓病という人の生き死ににシビアな病気に挑戦したい」などと、若さを強調すると良いでしょう。
30歳以上の経験者
30歳以上の看護師で、循環器科病棟の経験が3年以上ある人の志望動機は、スキルの説明が説得力を持ちます。
それなりの知名度の病院に勤めていたならば、それについて詳しく書きましょう。
「A病院の循環器科では、年間X件のカテーテル手術があり、その術後管理に携わっていました」と書くだけで、採用側は応募者のスキルを大体予想できます。
というのは、採用を担当する看護部長や病院事務長レベルになると、病院名を聞いただけで治療レベルが分かるからです。
「あの病院に勤めていた人なら安心だ」と思ってもらえます。
消化器科の志望動機の例文や面接対策
未経験者の場合
看護学校卒業直後の新人の場合
新人に能力アピールは難しいので、看護師という特別な仕事という以前に、一般の職業同様に、採用担当者や経営側(病院)の求める人材と一致するかどうかが、採用の可否を決定づける最大の要因となる事をまず意識しましょう。
それには、一般社会人としての職業意識の高さが問われます。
- 自分の仕事にいかに熱意を持っているかという事
- 社会人としての常識的対応が出来るかどうか
などが、まず書類審査や面接ではチェックされます。
特に、新人で年齢が若い場合、採用担当者もいきなり能力で評価するという事はありません。
その将来性を考慮して採用となるでしょうから、あまり、専門的な事を細かく主張するよりも、勉強する意欲や、適応能力の高さ(最新設備の扱い方を覚えられるとか、夜勤などにも耐えられる、体力があるなど)をアピールすべきでしょう。
特に最近は病院もIT化が進んでいますし、カルテも電子カルテです。
IT技能があることも、検査技師さんなや事務員さんなどと、分業化があまり進んでいない病院によっては、重宝される可能性があります。
ただし、まるで消化器科の事を知らずに希望する事は懸命ではありませんので、最低限、消化器科という診療科はどういうこところなのかを知っている旨を書いておく事は必要になります。
新人ではないが、消化器科未経験の看護師の場合
看護師として、他の診療科で経験がある人は、なぜ、消化器科を臨むのか、その理由をある程度、用意しておく必要があります。
「消化器科ならば、重症患者が多い診療科ゆえ、看護の重要性が高い診療科でやりがいがある」
といった、熱意のアピールや、
「消化器科ならば、総合的な能力を求められるので、自身の看護師としての能力を高めて、患者や地域医療に貢献したいと思ったから」
といった、消化器科で働くことによる、病院や地域社会に対する、貢献度を主なを志望動機にすることなどが効果的です。
消化器外科の志望動機の例文や面接対策
なぜ消化器外科を目指そうと思ったのか
どの科にも通じる内容ではなく、
- なぜ消化器外科を志望するのか
- 何をしたいのか
などを入れましょう。
緊急を含め手術を要する患者さんが多い科です。
- 急性期看護
- 術前術後
- 化学療法や放射線療法
- 人工肛門ケア
- 術後の食事指導
- 疼痛コントロール
など非常に幅広い治療と看護が行われるのが消化器外科です。
漠然と看護スキルが高められる、というよりはその様な現場において特にどの分野を極めたいか、その理由などを具体的にした方がインパクトがあり熱意も伝わります。
消化器外科に興味を持ったきっかけや患者さんとの関わりがあれば、その経験を書くのも良いでしょう。
そこで自分が出来る事はなにかをアピール
- 消化器外科の経験があればその内容(こんな疾患を見て来た、疼痛コントロールに詳しいなど)
- 他科であれば消化器外科ではその技術をどの様に活かせるか(呼吸器内科にいたならば術後の排痰ケアができるなど)
- 新卒や経験が浅い場合は消化器外科に対する熱意(死亡原因第一位の悪性腫瘍について学び、緩和ケアにも関わっていきたいなど)
が伝わるような内容を記入し担当者の印象に残るようにしましょう。
整形外科の志望動機の例文や面接対策
なぜ整形外科を目指そうと思ったのか
どの科にも通じる内容ではなく、なぜ整形外科を志望するのか、何をしたいのかなどを入れましょう。
緊急を含め手術を要する患者さんが多い科です。
急性期、術前術後、回復期の看護、そして小児から高齢者まで幅広い患者さんが対象になるのが整形外科です。
整形外科の中でも疾患や部位により、細かく分類されています。
- 特にどの分野に興味があるのか
- 急性期、回復期、リハビリなど、どこに力を入れて学んでみたいか
など、具体的な内容を考えた方が良いでしょう。
整形外科に興味を持ったきっかけや患者さんとのエピソードがあればよりインパクトがあります。
自分が出来る事はなにかをアピール
- 整形外科の経験があればその内容(こんな疾患を見て来た、リハビリの知識があるなど)
- 他科であれば整形外科ではその技術をどの様に活かせるか(外科にいたならば術後合併症予防に詳しいなど)
- 新卒や経験が浅い場合は整形外科に対する熱意(ロコモ予防について学び啓蒙に関わりたいなど)
が伝わるような内容を記入し担当者の印象に残るようにしましょう。
美容整形外科の志望動機の例文や面接対策
①美容に興味がある
美容を提供する場所ですので、美容に興味がない人よりも美容に興味がある方のほうを病院側も採用したいです。
- 「昔からおしゃれが好きだった」
- 「一般病院に就職したけど、美容業界へのあこがれが強い」
- 「自分自身、美容整形を考えている」
など、自分の言葉で考えてはいかがでしょうか。
過去に美容整形外科を受診して何か施術を行ったことがある方は、
「自分も過去に施術を行い、自信が持てるようになった。患者さんの美しくなりたいという思いに寄り添って、手助けをしたい」
など、自身の経験を生かした内容を志望動機にしてもよいでしょう。
②自ら進んで勉強する意欲を示す
美容整形外科の病院の中には、教育体制をとっていないところもあります。
そのため、「研修などに積極的に参加して、美容に関する看護の知識を一から習得していきます」など、知識や技術の習得に関する積極性を見せましょう。
過去に手術室での勤務経験があったとしても、最初から学びなおすという姿勢を見せたほうがいいかもしれません。
③長く勤務するという思いを伝える
どこの職場も、すぐやめてしまう人よりも長く勤めてくれる人のほうが採用したいですよね。
美容整形外科も同様です。
せっかく技術や手術の介助方法を指導したとしても、すぐに退職となってしまうと、指導した意味がなくなってしまいます。
美容業界は人の入れ替わりが激しく、どこの病院も長く勤めてくれる人を探しています。
長く働くつもりであることをしっかりアピールしましょう。
リハビリテーション科の志望動機の例文や面接対策
①長期間、継続した看護を行いたい
急性期の病棟だと、ある程度患者さんの状態が落ち着いたら退院、あるいは転院となります。
そのため、何か月も継続して看護を行う機会は少ないのではないでしょうか。
私自身、急性期の病院に勤務をしていたときは、3連休明けで病棟に行くと知らない患者さんばかりということもありました。
平成26年度の厚生労働省の調査によると、一般病床の平均在院日数は16.8日となっています。
出典:平成26年(2014年)医療施設(静態・動態)調査・病院報告の概況
患者さんの状態によっては1か月以上入院することもありますが、長期の入院となることは少ないですよね。
リハビリテーション科では、2015年度の平均在院日数は75.5日となっています。
一般病床と比較すると、在院期間が長いことが分かりますね。
入院期間が長いので、その分患者さんとかかわる時間が長く、継続して看護を行うことができます。
まるでドラマのように、患者さんと看護師が恋愛に発展することもあるほどです。
また、長い期間一人の患者さんとかかわるので、個性などを把握しやすく、その人に合った看護を行いやすいとも言えます。
なので、リハビリテーション科への転職で「長期間、継続した看護を行いたい」という志望動機を伝えるのは、雇用者側が求める人材とマッチングするんですね。
②在宅復帰の手助けをしたい
リハビリテーション科に入院している方の多くは、在宅復帰を目標にしています。
毎日その患者さんに合ったリハビリテーションを、専門のセラピストが行い、残存機能を最大限に生かした生活が送れるように支援しているのです。
しかし、リハビリテーションの時間だけでは、十分とは言えず、時間外にも継続して行う必要があります。
看護師は、リハビリテーション以外の時間のリハビリテーションを担当し、常に患者さんがセラピストから受けた指導を継続していくことを手助けしているのです。
勤務の間に担当のセラピストから指導した内容の確認を行い、同じことを看護師全員が行えるようにならなければなりません。
一般の病院でも在宅復帰への手助けを行う必要がありますよね。
しかし、リハビリテーション科ではさらに責任が重くなります。
時には担当の患者さんがリハビリテーションを行っている姿を見て、患者さんに寄り添った看護を行うとともに、入院生活のすべてにおいてリハビリテーションが継続的に行うことができるよう、精神的な支援もしていかなければなりません。
そういったことも含めて「在宅復帰の手助けをしたい」という志望動機を伝えることは非常に印象を良いものにするでしょう。
透析看護師の志望動機の例文や面接対策
残業が少ないことを志望動機とする場合
当然、「残業が少ないことから透析室での勤務を希望します」と言ってしまうのはいけませんよね。
病院側から、「残業があったらすぐにやめてしまうのではないか」と思われてしまいます。
この残業時間が少ないことを、もっと他の言い方に変えなければなりません。
例えば家庭のある方の場合は、「家庭と仕事の両立をしたいので、残業を行うことが少ない透析室での勤務を希望しました」という伝え方ならよいでしょう。
また、もともと急性期病院の透析病棟で勤務を行っていて、透析クリニックなどの病院に転職を考えている方は、
「透析病棟で勤務する看護師としてスキルアップを行いたい。残業が少ない病院で働くことで、勤務終了後の空いた時間を資格取得の勉強のために使いたい」
としてはいかがでしょうか。
病院側も、学習意欲のある看護師を採用したいのは言うまでもありません。
これらの理由は、夜勤がないことの理由にも使うことができます。
透析室や腎・泌尿器科での勤務経験がない場合(未経験)
透析室や腎・泌尿器科での勤務経験がない場合、どのような理由を書けばよいか悩んでしまいますよね。
このような方は、「患者さんとかかわる時間を大切にしたい」ということから志望動機を考えてみてはいかがでしょうか。
透析室や透析クリニックは、一般の病棟などとは仕事内容が異なります。
一般の病棟では、看護師は患者さんのバイタルサイン測定や全身清拭などのケア、術前・術後の看護に追われてしまいますよね。
そのため、一人の患者さんとゆっくりかかわるといった時間をとることが難しいのではないでしょうか。
しかし、透析室での看護師は、患者さんに対してケアを行うことは少なくなっています。
透析室以外にも病棟がある病院の場合、全身清拭などのケアは病棟看護師が行います。
そのため、透析室で勤務する看護師は、これらのケアを行う必要がありません。
透析クリニックの場合は、フットケアの一環として足浴などを実施しているところもあるようですが、全身清拭などと比較するとかかる時間は短いですよね。
その分、患者さんとのかかわりに時間を使うことができます。
この時間の中で、日常生活での注意点や生活を送る上での悩み、気になることなどを患者さんから聞き、看護師が相談に乗ることが可能となります。
「病棟での勤務は毎日あわただしく過ぎてしまい、患者さんとゆっくりかかわる時間がとれない。透析室では一人ひとりの患者さんとかかわる時間を大切にし、透析を受ける患者さんが少しでも不安を和らげることができるようにしたい」
というような、志望動機が好印象を持たれやすくなるかと思います。
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