- 作者:村上竹尾
- 出版社:双葉社
- 巻数:全1巻
▼ 目次
死んで生き返りましたれぽの概要や設定
自分自身の状況もよく分からないままICUで突然目覚めた主人公が、医療従事者や家族の支えにより、自分の今の状況を徐々に理解していき、これまでの生き方やこれからの人生について考え、見つめ直す作品です。
主人公以外の登場人物は、
- 医師
- 看護師
- 母
- 弟
- 妹
- 友人
と多くはないですが、病気を通してその人たちの温かみや思いやりに触れることで、主人公自身が抱えてきた脆弱さ、心の弱い部分を初めて自分で認めることが出来、自分の足でこれから先の人生をしっかり歩いていく決意が芽生えます。
心肺停止し、人口呼吸を装着していた状態から生き返るとはどのように壮絶なものだったか考えさせられます。
死んで生き返りましたれぽのストーリーについての評価
ストーリー自体は、あくまで主人公目線で見た主人公の想いや、医療従事者・家族のセリフ描写から出来ており、読者からすると主人公に非常に感情移入しやすい漫画になっています。
主人公が今までの人生をどのように生きてきていたのか、家族・友人たちどう関わってきたのか、今主人公自身がどんな状態になっているのか、セリフは少ないながらも想像がつきやすい、読みやすいストーリーです。
また、医療従事者との関わりも分かりやすく描かれていて、病気をした事がある人や今闘病中の方は勇気づけられる心温まる内容になっています。
死んで生き返りましたれぽの面白かった点・良かった点など
主人公が自分自身を描くときに、目元のみで表現されているところが非常に印象的です。
目線のみで人の表情や気持ちがこんなに鮮明に表されるところに感銘を受けました。
また、絵のタッチもとても工夫されています。
闘病生活の中で、妹の一言がきっかけとなり、混濁していた意識がはっきりしたときから絵柄がガラリと変化します。
それは主人公自身が見ていた世界観をリアルに表現していて、まるで読者が闘病していてその場にいたような、臨場感を味わうことができます。
本自体がフルカラーな事もあり、色彩のズレや、幻覚が見えた描写も、違和感なくすんなり読むことができます。
死んで生き返りましたれぽの不満だった点・問題点・難しかった点など
まずは画力についてですが、作者の意図する演出なのかどうかは分かりませんが、粗めのタッチになっています。
綺麗な絵の漫画を読み慣れている方からすると、物足りない部分が多いのではないかなと感じます。
また、文字のフォントが普通の漫画のように直されているわけではなく、手書きのままなので読みにくい箇所があります。
その他、挙げるとするならば、実話と謳っているにも関わらず主人公以外の登場人物が良い人すぎるような気がします。
創作漫画としては許される部分なのですが、実話レポなのであれば、その部分がリアリティに欠けてしまう要因になっていると思います。
死んで生き返りましたれぽのは何が伝えたかったのか
主人公は仕事に打ち込み、好きな事なのに苦しい状態にまで追い詰められた結果、心配停止をするような大病に見舞われます。
それは、実は誰にでも起こりうることであり、身近なリスクであるというメッセージが込められているのだと感じます。
仕事を頑張りすぎて周りが見えなくなって、健康を損なうことになると、実は全てのことを失ってしまう。
当たり前に生活すること、家族や友人と話をすること、食事を食べたり、歩いたり、本を読んだり。
日々の生活で意識していない何気ないことの尊さや大切さを少し立ち止まって考え、自分の生き方を考えて欲しいというメッセージなのだと思います。
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