日本医師会は、産業医の組織化に取り組む方針を発表しました。

具体的には、各都道府県医師会に組織の支部を設置し、全国ネットワークを構築することを目標に掲げています。

何故、このような方針が発表されたのでしょうか。

  • 産業医の役割
  • 日本の労働環境の変化
  • 今後起こりうる変化

などとともに考えてみましょう。

産業医組織化と、今後の役割

産業医とは?ますます必要とされる産業医

認定産業医の登録数は来年1月、10万人に到達する見通しであると発表されました(日本医事新報社調べ)。

鬱病、気分障害、過労死

産業医とは、企業の依頼にもとづき、

  • 社員のメンタルヘルス
  • 健康管理

をサポートする役割りを担う医師です。

企業でストレスチェックが義務化されるなど、産業医の活躍の場はどんどん広がっていると言えます。

産業医の手を借りて、自分に合った治療に出会うことで、無理のない範囲で仕事を継続することができます。

いわゆる過労死のような、過剰な労働を強いられる前に、医療専門職からサポートを受けられるシステムが構築されつつあるのです。

特に、うつ病など気分障害に悩む労働者が、産業医の助言により心療内科につながって、適度に休職しながら治療を受け、徐々に職場復帰していくケースも増えています。

または、内科疾患にかかり、純粋にそれを治せばよいと思ったところ、診察の結果、長時間労働、無理な働き方を指導されるケースもあります。

体に現れる不調のサインはメンタルの疾患、内科等人それぞれなのです。

日本人の働き方は変化している

日本人の労働環境はどんどん変化しています。

労働環境の変化1

もはや昔のような家族的な会社風土は失われ、経営者側と従業員側は、ドライな雇用契約を結んでいるだけという認識が強くなっています。

会社の飲み会に行きたがらない若者が多いのもその表れですね。

労働環境の変化2

また、定年制度廃止に伴う、労働人口の高齢化や、外国人労働者の登用も大きな変化です。

さらに

  • 多様な働き方
  • 選択の自由

が叫ばれる昨今です。

昔と今とでは、働く環境が一変してしまいました。

このような背景から、産業医・産業保健機能の強化や、健康管理と仕事の両立が強く求められています。

医療に求められる役割

昔の医者と今後の医者

今までは、病院は対患者、患者の病を治療することが第一でした。

今もそれは変わりませんが、それに加えて、患者の生活を診る力が求められています。

病気を治したから終わりではなく、

  • 労働環境に問題は無いだろうか
  • 家庭環境はどうか
  • 今の生活を続けて病気のリスクはないだろうか

というところまで考えなくてはなりません。

患者の一生を左右するような決断に立ち会わなければならない時もあるかもしれません。

また、もちろん患者自身の人生観や価値観に寄りそわなければいけませんので、病院側にもそれ相応のスキルが必要になっていきます。

機械的に治療するだけの時代ではないということですね。

外部との連携

今後、病院は対患者だけでなく、

  1. 対職場
  2. 対家族
  3. 対別医療機関

などと連携、協力して治療を進めるノウハウを学ばなければならないでしょう。

密な情報交換や煩雑な書類のやりとりなど、医療職は今までのように病院の敷地内にとどまっていては仕事が回りません。

時には、患者の家に足を運んだり、会社と交渉したりといった業務がやってくるでしょう。

看護師や医師も、電話対応や行政のサービスなどの知識を身につけて、患者をとりまく環境に敏感になる必要があります。

その際、おそらく医療の専門ではない方々に対応する場面も増えることですから、今以上に簡単な言葉で、わかりやく、症状や今後の見立てについて説明するスキルを磨くことが求められます。

まとめ

産業医の役割、日本の労働環境の変化について述べました。

日本人はよっぽど具合が悪くなければ受診しない、市販薬に頼るという方も多いかと思います。

ヨーロッパでは家庭医という制度があり、具合が悪くなくとも自分のかかりつけ医がいて、自分の健康管理をサポートしてくれる専門家が国民全員に配置されている国もあります。

日本人はどちらかというと「具合が悪くなければ病院など行かない、待たされるし、時間がもったいない」という印象ですよね。

職場の健康診断を毎年受けているからきっと大丈夫だろうなど。それも決して間違いではありませんが、医療を受けるハードルが少々高いように感じてしまいます。

人生100年時代、誰でも病気のリスクがあります。

国民一人ひとりの労働力が大切にされる時代でもあります。

なるべく長く、健康に暮らすためには、医療機関の力を借りるべきです。

医療機関のスタッフも、時代の変化に伴い業務を変化させ、より患者のニーズに沿った治療、病院運営が求められるでしょう。

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