職の安定や、憧れを抱いて看護師を目指す若者はとても多いです。

看護師になるには、専門学校および大学の看護専攻科で学び、国家試験を受験し、合格する必要があります。

実習や試験を乗り越え、2018年は58582人が看護師国家試験に合格し、社会へ一歩踏み出しました。

さて、こんなにたくさんの若者が看護師として毎年入職しているのに、看護業界の人手不足がずいぶん長い間叫ばれています。

新卒看護師の診療科希望

当記事で出しているデータはナースではたらこ様の調査数値になります。

新卒で退職する看護師も少なくない

看護業界の人手不足の理由として、看護師の離職率がとても高いことが挙げられます。

  • 不規則な勤務
  • 忙しい業務内容
  • 同僚との人間関係

など、理由は様々ですが、現場を去る看護師が大勢いるのです。

また、新卒で入職したものの、1年目で退職していく看護師が少なくありません。

新卒者の離職理由の最たるものは「理想と現実のギャップについていけなかった」というものですが、新卒者の離職に歯止めをかけない限り、看護師の人手不足は改善されないと考えられます。

【悲】231人の新卒看護師が暴露!理想と現実のギャップまとめ

新卒で入職する際に、必ず「診療科の希望」を聞かれます。

私は、この希望をできる限り叶えられるよう病院側が工夫することにより、離職率を下げられるのではないかと思っています。

そこで今回は、新卒者の診療科希望の現状と、離職にどのように役立つかということに焦点を当て、お話ししていきます。

38.5%の新卒者は診療科希望が通らない

2018年は新卒者の61%が、希望する診療科へ配属となっています。

希望する診療科の上位3つの内訳としては、

  1. 「消化器内科・消化器外科」が19%
  2. 小児科」が10%
  3. 産科・婦人科」が9%

です。

また、それぞれの心療内科を希望する理由として、

  • 「各科の特徴からスキルアップや学びがある」
  • 「自身もしくは家族がその診療科でお世話になった」
  • 「実習で印象に残ったなどの経験」

などが挙げられています。

しかしながら、38.5%の新卒者が、希望する診療科に配属にならないという問題点も浮かび上がりました。

理由は、看護の業界は診療科によって特性が大きく異なり、専門性が高いものや、対象の年齢も様々だからです。

仮に、産婦人科を希望している新卒者が高齢者ばかりの慢性期病棟に配属になったとすれば、「そもそも希望していた場所じゃないのに・・・」と、理想と現実のギャップに辟易してしまうことは容易に想像がつきます。

新卒者の希望を叶えることによる3つのメリット

新卒者の診療科希望を叶えることにより、メリットはいくつか考えられます。

①新卒者側のメリット

まず、新卒者本人へのメリットとしては、夢や憧れを伴う自分の希望が通るわけですから、モチベーションの向上につながるということが挙げられます。

新人時代は何かと辛いことが多いですが、それでも自分の目標とする姿に向かって、努力を積み重ねやすくなります。

さらに、新人時代に基盤となる部分を作り上げることにより、その後の看護職としての活躍が一層見込まれます。

②病院側のメリット

病院側へのメリットとして、意欲あるスタッフの育成につながります。

これは、長い目で見て能力値の高い看護師の獲得ができるということです。

患者としては、スキルの低い看護師がいる病院よりは、スキルの高い看護師がいる病院に通いたいので、病院経営というビジネスで考えても大きなメリットとなります。

③新卒以外の人材確保にも大きな影響が

新卒者の診療科希望を叶えることで、新卒以外の人材確保にも大きく影響すると考えられます。

理由としては、新卒者たちのモチベーションアップが先輩達のやる気や勤務姿勢に連鎖してくるからです。

「新人があんなに頑張ってるんだから私も負けずに頑張らなくちゃ」

という相乗効果ですね。

マイナスの雰囲気が更なるマイナスを呼び込むように、プラスのの雰囲気は更なるプラスを呼び込みます。

つまり、職場全体の風土が良いものへと変わり、さらには、日本の看護師業界全体にとっての良い効果が生まれるということですね。

当然、全ての入職者の希望を叶えるのは不可能と思われますが、組織としてはスタッフの頭数だけにとらわれず、できる限りの調整をすることが望ましいと言えるでしょう。

まとめ:もっと希望の診療科へ配属できる仕組みを作るべき

個人的には、新卒者の診療科希望が叶わない人が4割近くもいるということに驚きました。

  1. 新卒者の意欲向上
  2. 将来的な人材確保
  3. 周囲のスタッフへの影響

の面で見ても、可能な限り希望の診療科への配属することを検討するべきでしょう。

教育体制などの問題が多々あるのも事実ですが、まずは未来ある新卒スタッフの希望が通ることを、そして、離職に少しでも歯止めがかかることを祈らずにはいられません。

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