病院に入院している患者が病気を克服し、元通りの生活を送れるように様々なサポートをするのが看護師です。

近年、その看護師の果たすべき役割や、その社会的なニーズはますます重要性を増してきている状況です。

この流れを受けて、厚生労働省は4月6日に看護師養成のカリキュラムの拡充の検討の方針を示し、また日本看護協会も4月14日に看護師の教育年限の延長に向けた要望書を提出しました。

今後、看護師養成のカリキュラムはどのような方向性が議論されるのでしょうか?

看護師養成のカリキュラムの拡充

議論へ向けて動き出した看護師養成のカリキュラムの拡充

2017年4月6日、厚生労働省は「新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会」の報告書を公表しました。

その報告書の中には看護師教育のカリキュラムの見直しも求められています。

そのため、厚生労働省は現行の看護師養成カリキュラムについて、現行制度より拡充する方向性に向けて議論や検討を行う方針を固めました。

そして、厚生労働省のこの流れを受けて、4月14日に日本看護協会の坂本すが会長は、厚生労働省医政局に対して「教育年限4年への延長」などを求める要望書を提出しました。

従来、日本看護協会は、近年の看護師に求められる役割やニーズがますます大きくなっていることを受けて、それらの声にこたえるには教育年限の延長や教育内容のさらなる充実が不可欠であると主張してきました。

これらの動きも含め、今後看護師養成教育のカリキュラムの拡充や見直しに向けての議論が行われる見込みです。

ますます拡大する看護師の役割やニーズ

近年、看護師に求められる社会的ニーズや役割はますます拡大しています。

とりわけ、医療が複雑化・多様化している現状にあるため、これまでのようにただ単に患者の疾患の治療や生活復帰に向けたサポートのみならず、一部ながら医療行為に携わる看護師も増えてきています(2013年の保健師助産師看護師法改正による)。

具体的には、気管挿管や脱水者への点滴行為といったもので、国指定の研修を受講さえすれば医師の判断がなくても行えるというものです。

また、日本社会そのものが少子高齢化の進展している状況にあることから、老人向けの在宅看護を行う病院も少なくありません。

さらに、医療の世界でもIT化が進展しているため、普段患者に接することの多い看護師であっても、それらの機器の取り扱いに習熟している必要が増してきています。

このように、以前よりも医療現場の看護師に求められる役割や技能は年々拡大の一途をたどっており、そのため看護師養成の現場においても、これまでの方法の見直しや養成カリキュラムの拡大を求める声が高まってきています。

現行のカリキュラムに求められる変化とは?

現行の看護師養成カリキュラムでは、3年生の看護専門学校や4年制の看護系大学を卒業し、かつ国家資格を得ることができれば、晴れて看護師(正看護師)になることができます。

が、上記のように近年の看護師に対する社会的な役割やニーズがますます増えてきている現状から、それらに対応するための看護技術や知識を身につけるには、これまでよりも看護実習などを拡充・強化する必然性があります。

そのため、看護系専門学校で設けられているような3年のカリキュラムではあまりにも不足であるという指摘もなされてきています。

4月14日に日本看護協会から提出された要望書においても、これまでも社会の要請に応じて教育内容は追加されてきた一方で、そのために割く時間が向こう30年にわたって全く変化がないことを指摘したうえで、教育年限の延長を求めています。

また、4月6日に厚生労働省に提出された働き方ビジョン検討会の報告書にも、「患者・住民のニーズの多様化の流れに即応し、各看護師のキャリア選択に応じた複数の養成システムを維持・発展させる必要がある」ことを指摘しています。

まとめ

病院や訪問医療の現場などで活躍する看護師ですが、その役割や重要性、ニーズは年を追うごとに拡大する一方です。

彼女たちは3年ないし4年の養成カリキュラムの中で様々な看護技術やそのための知識を身につけて、卒業後に国家資格を得て、さらに現場の中で経験値を上げて一人前となっていきます。

が、現行のカリキュラムでは今後ますます拡大する看護師の社会的ニーズに対応するには時間的にも内容的にも不足であることから、日本看護協会や働き方ビジョン検討会からカリキュラムやそのための時間の拡充を求める声が上がってきました。

今後ともますます拡大するであろう看護師の社会的なニーズや、その看護師を養成するためのカリキュラムの変化の方向性からはますます目が離せなさそうです。

看護師ライフの快適さを上げるための知識を増やそう

看護師としての自分に合った働き方を探すために
もっと貴方に合う
職場があるかも!
知らないだけで
損してる可能性も…
探す手助けを
させていただきます

雇用形態の特徴を学ぶ
勤務時間のメリットやデメリットを知る
復職方法や応募資格を考える
福利厚生で得をする
病棟以外で働く

現在の職場環境や給料に満足していますか?

看護師は転職することで8割の人が年収が上がると言われています。
実際、私自身が転職して年収132万円アップに成功しました!
大変な仕事のモチベを維持するためにも納得できる給料をもらいましょう!

看護師の転職サイトへ
看護師転職サイトの選び方 オススメの看護師転職サイト人気ランキング