夜勤経験者にとっては「そんなこと知ってるよ」という内容が多くなるかもしれませんが、
- これから看護師になろうとしてる人
- 日勤しか経験がない人
- 細かい部分まで知りたい人
そんな人のために、看護師の夜勤についてまとめたページを作ってみました。
▼ 目次
夜勤のバイト求人が増えている?
⇒看護師バイトの求人を探す前に絶対に知らなきゃヤッベー全内容
夜勤で働く時間帯や大変さについては後述しますが、看護師として就職してからある程度経過した人の中からは、一定数「夜勤はやりたくない」という人が現れます。
そのため、夜勤時間帯に指定して高い時給が得られる夜勤看護師のアルバイトに頼っている病院も数多くあるのです。
求人が増えているというと「すぐ辞めちゃうほど厳しいのかな・・・」と不安になるかもしれませんが、勤務スタイルというものは、誰しも「合う・合わない」があるものです。
中には「私が夜勤だけの方がいい」という人だってたくさんいますので、夜勤だからといって敬遠せずにいきましょう。
夜勤専従の方がよい?

昼と夜が混ざるより
夜勤のみの方が
いい気もするぅ
夜勤専従の看護師求人はとても増えており、希望者よりも募集数のほうが多く、すぐに理想の求人先が見つかるので、注目が集まる働き方です。
夜勤専従とは、その名の通り夜勤の時間帯のみで働く看護師のことです。
育児や家庭との両立という面で「日勤のみ」で働きたがる看護師が増えてはいますが、実はこの夜勤専従という働き方も増えています。
給料は日勤と比べ手当があるので高く、家族が寝ている時間に働いているので昼間には家庭にいられることも、逆にメリットになっている家庭もあるのです。
夜勤専従の場合は、月に72時間という夜勤の上限もないので、夜勤手当を受け続けることができ、非常に高い収入を手にできるメリットがあります。
短い時間で家族を支えるほどの収入が欲しい人には、うってつけの働き方なのです。
夜勤で働く時間帯
夜勤看護師として働く場合の時間帯は、全部で3通りあります。
1. 準夜勤
1つ目は「準夜勤」という時間帯です。
病院によっても異なりますが、夕方の4時半から深夜0時までなど、夕方から深夜までの勤務が一般的です。
2. 深夜勤
2つ目の時間帯が「深夜勤」という時間帯です。
これも病院によって異なりますが、深夜0時から朝方8時半までの勤務が一般的です。これら2つの勤務時間帯は、日勤と合わせて3交代制の場合です。
3. 夜勤
2交代制で単純に「日勤」と「夜勤」しかない場合には、3つ目の「夜勤」という時間帯となります。
この「夜勤」という時間帯も、病院によって差がありますが、準夜勤と深夜勤を合わせた時間帯となることが多く、夕方から次の日の朝までの長時間勤務となります。
⇒プライベートは無し?看護師の二交代と三交代勤務を徹底比較!
夜勤手当てはどうなってる?

どう働くのが
最も手当が
つくのかな?
日本看護協会が報告している「病院勤務の看護職の賃金に関する調査 報告書」の平均データを見てみましょう。
夜勤勤務をする場合の夜勤手当の平均は、
- 三交代制の準夜勤 ⇒ 3,812円
- 三交代制の深夜勤 ⇒ 4,635円
- 二交代制の夜勤 ⇒ 10,119円
となっています。
やはり、二交代制で夕方から次の日の朝までと勤務時間の長い夜勤が、最も多く手当がついていることになりますね。
これが通常の給料に上乗せされて「手当」としてもらえるのですから、単純に二交代制の夜勤が月に8日あれば8万円ちょっとの上乗せがあることになり、収入全体から見ても大きな割合となりそうですよね。
ただ、これはあくまでも平均値ですので、8万円よりも多い場合もありますし、少ない場合もあります。
このような手当があるために、特に育児や看護師の仕事との両立などの制約がない人は、定期的な夜勤看護師を希望する人もいるようです。
夜勤の給料の相場
夜勤がある常勤看護師の場合の給料の相場は、一概には「これ!」と言い切れません。
というのも、看護師の給料の月額は、夜勤手当も大きく関係しますが、それ以上に
- 診療科の種類
- 仕事内容
- 地域
- 勤務年数
- 看護師としての総合経験年数
などによっても大きく異なる為です。
単純に言えば、激務が予想される診療科では給料は高くなり、比較的落ち着いて働ける診療科では給料は安くなります。
また、新米看護師と、ベテラン看護師では、看護師年数が異なるので当然給料のベースが異なります。
夜勤と日勤の混合シフトであれば、夜勤に何回入るかによっても変わってきます。
ですから、単純に夜勤がある場合の給料を平均いくらと言い切ることはできません。
ただし、夜勤が月に8日までであり、2交代制の夜勤手当の平均が10119円とするデータを用いると、単純に月に8万円くらいの上乗せがあるかないかという計算はできます。
ただし、夜勤手当の額も各病院によって異なるので、病院ごとに計算が必要です。
看護師夜勤の2つの代表的な「あるある」

想像がつくかも
まさにあるある
1. 夜勤前日の夜更かし
看護師夜勤の「あるある」話ですが、よくあるのは前の日の夜更かしですね。
前の日が日勤で、次の日が夜勤の場合、翌日は夕方や夜からの勤務となりますから、早起きの必要がありません。
その為、ちょっと遊びに出かけたり、友人と遅くまで飲んだり、テレビなどを見て深夜まで起きて夜更かししてしまうことも多いようです。
2. 夜勤勤務中のお菓子買いすぎ
さらに、夜勤勤務と言ってもぶっ続けて仕事をしているわけではなく、定期的に休憩があります。
その休憩時間に食べるお菓子やご飯などをコンビニで買いすぎてしまうのも、夜勤看護師の「あるある」話です。
また、夜勤をすると収入が増えることを意識してか、財布のひもがつい緩んでしまう人もいるようですね。スイーツ好き女子の人は注意が必要かもしれませんね。
このような話は、夜勤をしている看護師さんの間では定番の「あるある」話として聞くことになります。
深夜にナースコールがなったら自分で処置しなきゃならない?

どどどうしよ
ナースコール
誰か助けて……?
看護師の夜勤に対する不安で「深夜のナースコール」というものがあります。
例えば、夜に頻繁にナースコールが鳴って、万が一のことを考えると適切な処置ができるかわからない、という不安もありますよね。
しかし、看護師は基本的に患者と医師との橋渡しであり、入院患者にどのような医療行為を行うかは医師が決めることです。
看護師として責任感を持ち、ちょっとした患者の変化を医師に伝えることは大切ですが、万が一の際に患者に対して適切な処置ができるかは、そう重く考える必要はないでしょう。
夜勤の時間帯には、当然夜勤勤務している医師もいるはずですから、看護師だけでケアしているわけではありません。
また、夜勤で寝てしまわないかなどを不安視する方もいますが、定期的に休憩があるので、適度な仮眠も取れ、仕事に集中することができます。
夜勤は月何回入るのか?
夜勤は、厚生労働省によって
- 月に72時間
- 8日まで
と決められています。
ですが、夜勤専従の看護師は別です。常勤勤務をしていて、夜勤が入る場合には、看護師の体力的な問題から、このように定められています。
しかし、現在では夜勤を行える看護師が減り、夜勤を必要とする病院が増えています。
このような実情から、このような規定が守られない病院も中にはあるようです。
- 夜勤を極力減らしたい
- なるべくしたくない
という人は、転職サイトの担当に必ず「日勤のみ希望」と伝えておいたり、夜勤ができない理由などを提示しておき、そのような契約のもとで雇用契約を結ぶようにしましょう。
夜勤のみをする働き方も、現在では人気がありますが、このような場合には、厚生労働省が決めている72時間以内という限度はなく働けます。
赤ちゃんがいる状態での夜勤はどうする?託児所?
赤ちゃんがいる育児中の看護師さんの夜勤では、深夜に赤ちゃんを預かってくれる託児所が必須となるでしょう。
シングルマザー・シングルファザーはもちろんのこと、パートナーがいる場合でも託児所ありの病院を探した方が良いです。
実際、育児をしながら夜勤勤務をする看護師さんの多くは、託児所ありの病院で働き、それを利用しています。
病院が持つ託児所であれば、夜勤していて途中で子供がぐずって呼ばれても、すぐに駆けつけられます。
さらに、同じように夜勤をしているママもたくさんいて、安心して預けられる上、安心して働けます。
赤ちゃんがいても夜勤ありの常勤看護師として働きたい場合は、このような託児所を持った病院に絞り込んで、転職することが肝心です。
⇒託児所と保育園の違いとメリット・デメリット!どっちが良いか?
デメリット
看護師が夜勤勤務することのデメリットは、いくつかありますが、周囲とはずれた生活リズムになることが最大のデメリットとなるでしょう。
子供を託児所に預けたい場合でも、昼間しか行っていないところはまずダメですし、友人と遊びたい時も夜勤があると日にちや時間帯が限られます。
自ずと周囲とずれた生活リズムとなることも多いので、休みの日や帰宅後の時間の使い方がとても重要となってきます。
メリット
看護師が夜勤勤務することのメリットは、やはり「収入面」が大きいですね。
夜勤手当がなければ、看護師の給料は「看護年数」やどこの診療科に勤めるかなどによってしか変動しませんから、夜勤がないと決まると、途端に平均的な月収がガクンと落ちてしまいます。
高い収入を継続してもらいたい場合には、定期的な夜勤があり、高額な夜勤手当を得なければ成り立ちません。
同じ時間だけ働いていても、日勤と比べて、夜勤は「激務」というほど忙しいこともありません。
また、夜勤と日勤をバランスよくこなす方が経験値が高まりやすいので、看護年数などに関わらず給料アップやキャリアアップを目指したい人は、夜勤をこなすことが近道になります。
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